nanacoに頼るしかないセブンイレブンはJPQR普及で取り残される可能性

しばらく日本のコンビニ業界の王者として君臨してきたセブンイレブン。

しかし、驕るセブンは久しからずというか、昨年あたりからその快進撃に陰りが見られるようになりました。

フランチャイズオーナーに対する24時間営業の強制問題は、セブンイレブンだけにとどまらずコンビニ業界全体に波及しています。

さらに、スマホ決済に参入しようとしたものの、セキュリティがあまりにも杜撰だったためにサービス開始直後に問題が生じ、普及しないままサービスが停止されたのは記憶に新しいところです。

nanacoとの連携でお茶を濁すしかないセブンイレブン

鳴り物入りで投入された7payが大失敗に終わったセブンイレブン。

実は公式アプリ「セブンイレブンアプリ」がリリースされています。

一応nanacoとの連携ができるようになっていて、キャッシュレス決済にも対応しているものの、7payの失敗をnanacoとの連携によってお茶を濁している感は否めません。

セブンカード・プラスを持っていればオートチャージできますが、それ以外はいちいちセブン銀行のディスペンサーなどでチャージしなければならず、利便性は決して高いとは言えないです。

地道に業績を上げているファミペイ

セブンイレブンとは対照的に、ファミリーマートは独自スマホ決済「ファミペイ」の業績を地道に上げています。

もちろん、PayPayや楽天ペイなどと比べるとその普及率は非常に低いです。

ただ、ファミペイ限定割引キャンペーンや、ポイントカード機能の付与など、ファミマで使うことに限定すると便利なサービスになっており、ある意味我が道を行くスタイルであることが、逆にユーザーに受け入れられている部分もあるようです。

au WALLETポイントがPONTAに統合

昨年末、KDDIとPONTAのサービスを提供しているロイヤリティマーケティングが業務提携を発表。

日時はいまだ明確にされていないものの、今年5月からau独自のau WALLETポイントが廃止され、PONTAに統合されることになりました。

そのPONTAサービスに参加しているのがローソンです。ローソンで買い物をしてPONTAカードを提示すればPONTAポイントが付与されます。

しかも、100円につき1ポイントと、nanaco、Tポイント、dポイント、楽天ポイントなど、セブンやファミマで取り扱っているポイントよりも高い還元率になっています。

そして、au WALLETポイントがPONTAポイントになることによって、au PAYでPONTAポイントが利用できるようになります。

ローソンはセブンやファミマのように独自スマホ決済アプリを出してきませんでしたが、これによって自動的にau PAYユーザーを取り込むことができるようになりました。

auユーザー、au PAYユーザーにとっても、auの利用でしかたまらなかったポイントが、ローソン他PONTA参加企業の利用で貯まるようになるのは歓迎されることでしょう。

PJQR普及でセブンが取り残される

4月27日、総務省が5県に限定して実証を行っていたスマホ決済統一規格「JPQR」が、全国で運用されることになりました。

これにより、JPQRのQRコードを置いている店であればJPQR規格に登録している全てのスマホ決済が使えるようになります。

au PAYはすでに昨年の実証開始時点からJPQRに登録しています。

また、ファミペイは10月にJPQRに対応する予定です。

これまで使える店舗が少なかったau PAY、ファミマでしか使えなかったファミペイの利便性が大きく向上することになるでしょう。

この流れは、結果的にau PAYを取り込む形になったローソン、ファミペイを地道に広めてきたファミマにとって飛躍のチャンスになるはずです。

逆に、nanacoというポイント還元率が低く使い勝手も悪い電子マネーしか持たないセブンイレブンはこの流れに乗れず取り残されることになります。

これをきっかけに、コンビニの勢力図が大きく塗り替えられていくかもしれません。

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