新型コロナウイルスの感染が広がることで、ネット通販や飲食物のデリバリーサービスの利用が広がりつつある昨今ですが、宅配ドライバーや郵便配達員の感染者も出てくることで、自宅での受け取りにも不安が広がっています。
そうした不安を和らげるため、宅配ピザでは手渡しを避ける配達が始められました。
ドミノピザが「あんしん受取サービス」を開始
まず、3月6日にドミノピザが「あんしん受取サービス」を開始しています。
これは注文時に備考欄に「手渡しを希望しません」と記述するだけで利用可能。
配達員は商品を届けてインターホンで到着を知らせた後に、入り口から2m以上離れて待機。
客が商品を受け取ったのを確認した後に配達用の空箱を回収して帰投します。
ただし、このサービスを利用するためには
・ドミノピザ公式サイトからの注文
・オンライン決済による支払い
が必要となります。
3月12日からピザハットが「置きピザ」を開始
続いて明日3月12日からは、ピザハットが「置きピザ」を開始します。
これは、配達員が商品を届け、インターホンで注文内容を確認後置き場所を確認し、希望する場所にピザを置くというもの。
これも
・ピザハットの公式サイト、公式アプリからの注文
・キャッシュレス決済による支払い
という条件があります。
ピザハットで利用できるキャッシュレス決済は
・クレジットカード
・楽天ペイ
・LINE Pay
・D払い
・auかんたん決済
・ソフトバンクまとめて支払い
の6種類です(2020年3月11日現在)。
キャッシュレス決済がビジネスの縮小を緩和する
宅配ピザ大手のドミノピザとピザハットがこのようなサービスを始めたことで、他のデリバリーサービスも追随するところが出てくるでしょう。
これが現金払いのみしか使えないサービスだと、手渡しを避けるというサービスも難しいものになります。
それでも警戒する人は注文を控えるかもしれませんが、直接接触を避けるサービスがあれば、宅配ビジネスの縮小をある程度は緩和できるのではないかと思います。
なお、出前館、ウーバーイーツなどを通した注文ではこのサービスを受けることはできないので必ず各公式サイトから注文するようにしてください。