スマホ決済の普及率が低いことを得意げに指摘する無意味さについて

あるネットメディアに「○○Pay」のシェアは高くないということをだらだらと書いてある記事がありました。

クレジットカードや電子マネーで比べれば、スマホ決済のシェアはせいぜい10%程度だという、まあわりと誰でも知っているようなことが書いてあります。

誰でも知っている情報を指摘して、スマホ決済の第2ステージは「本業であるビジネスのリンクを重視したシナジー」を目指すなどと、頭の悪い文章を自慢気に書いているわけですが、本業との連携による相乗効果を重視と書けばわかりやすいものをなぜこんなまどろっこしい書き方をしているのか意味がわかりません。横文字を使えば頭がいいと勘違いしているようなレベルの人っていうのはどこにでもいるものですね。

スマホ決済のシェアが小さいのは当然のこと

さて、スマホ決済がキャッシュレス決済の中で占める利用率が10%程度だというのは本当のことです。

しかし、それは当然のこと。

日本でスマホ決済が始まってからまだ2年か3年程度しか経っていません。それを考えればむしろ健闘していると言えます。

また「本業であるビジネスのリンクを重視したシナジー」なんてものはとっくに始まっており、特にPayPayにグループの金融事業を統合させようとしているソフトバンクの動きが顕著です。

楽天ペイなどはサービス開始当初から楽天ポイントや楽天カードなどをリンク、いや連携させて、シナジー、ではなく相乗効果を生み出しています。

評論家気取りに指摘されるまでもないわけです。

スマホ決済の普及率がまだ低い理由として、地方ではまだまだ利用できる店舗が少ないということも挙げられるでしょう。

首都圏から栃木県に引っ越してきてわかったのは、コンビニやドラッグストア、家電量販店など以外ではほとんどスマホ決済を使えないということです。

飲食店でも、ファミレス以外ではPayPayすら使えないところがほとんど。

観光地に行ってやっと少しは使えるところがあるといった程度です。

これは、地方には若年者より高齢者のほうが多く、スマホ決済を導入してもあまり商売に影響しないという事情もあるように思います。

PayPayを使えるスーパーでも、PayPayでの決済をレジで申し出ると、レジ下の引き出しからごそごそQRコードのプレートを出してくるという有様で、これではスマホ決済のほうがむしろ迅速さに欠けます。

こういう現状を目の当たりにすると、スマホ決済の普及率が伸び悩んでいるのもやむなしと思えます。

それでも世代交代は必ず起こるものですから、首都圏と比べて遅れているとはいっても徐々に普及していくはず。

今の時点でスマホ決済のシェアが低いなどと得意げに指摘する意味はありません。

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