キャッシュレス決済導入で金銭トラブルに巻き込まれないためのシステムの選び方

新しいシステムが構築されるとき、ときに正の面だけではなく負の面が現れることがあります。

記憶に新しいところで言えば、東京にあったビットコインの取引所「マウントゴックス」の、ビットコイン払い戻し停止と破綻など。

この事件では、一つの取引所の破綻がまるでビットコイン自体が詐欺であるように報じられてしまっています。

現在進められているキャッシュレス化においても、同じような事件が起こっているようです。

キャッシュレス決済システムを提供するベンチャー企業による未払い問題が発覚

本日4月10日、ダイヤモンド・オンラインがスクープとしてキャッシュレス業者の金銭未払いトラブルが起こっていることを報じました。

詳しいことは該当記事

アマゾンやドコモを巻き込んだ悪質キャッシュレス業者の「100億円金銭トラブル」【スクープ】

を読んでもらうとして、概要を抜き出すと

小売店向けのキャッシュレス決済システムを提供しているNIPPON Platformなる会社が、販売代理店、端末オーナー、小売店との間でトラブルを起こしているとのこと。

端末オーナーというのは、店舗に提供する決済用のタブレット端末のオーナーとなって手数料を受け取れるというなんとも胡散臭い話です。

特に重要な問題は、店舗においてAmazon Payによる決済ができなくなっていること、d払い決済で得た売上金がNIPPON Platformから各店舗に支払われていないということです。

キャッシュレス決済においては、例えばd払いをするとその売上金はまずドコモに入り、今回の場合だと中間に入っているNIPPON Platform社に売上金から手数料を引いた金額が支払われます。

そして、NIPPON Platform社からさらに中間マージンが引かれた金額が店舗に支払われます。

本来店舗に入るはずのお金が店舗に入っていないのだから、これは当然死活問題です。

記事では明言は避けているものの、これが意図的に計画された詐欺ではないかと匂わせています。

安全なキャッシュレス決済を選ぶには

店舗、特に小売店や個人商店にとって一番安心できるのは現金による決済でしょう。

とはいえ、現在のキャッシュレス化の流れは止めることはできません。

消費者である私個人の感覚から言っても、やはり何らかの形でキャッシュレス決済できる店舗のほうが使いやすいです。

顧客離れを引き起こさないためにも、店舗側はキャッシュレス決済導入をせざるを得ないという状況。

であるからこそ、決済システムは慎重に行わなければなりません。

キャッシュレス決済システムの導入時には、

・どれだけ実績がある会社か
・どれだけシェアがある決済方法か
・どれだけ使いやすいシステムか

などをよく見て総合的に判断する必要があります。

NIPPON Platform社は、Amazon Payやd払いを使えるという触れ込みでお金を集め、業務を拡大していっていたようです。

ただ、NIPPON Platform社自体には実績はほとんどなく、さらに提供されていたシステムも非常に使い勝手が悪かったといいます。

ベンチャー企業が全て悪いわけではありません。ただ、実績がない会社をうかつに信用すると、こういうトラブルに巻き込まれるリスクも存在するということは認識しておいたほうがいいですね。

おすすめできるキャッシュレス決済システム

今回のようなトラブルに巻き込まれないため、ここなら信用してもいいのではないかという決済システムをいくつかご紹介しておきます。

コインパーキングTimesが提供している「Times PAY」

知人の薬局経営者がキャッシュレス決済を導入するので、そのセッティングをしてほしいと頼まれました。

そこで選ばれていたのが「Times PAY(タイムズペイ)」。街のどこででも目にするコインパーキング「Times」を経営しているパーク24が提供しているキャッシュレス決済システムです。

駐車場の会社がキャッシュレス決済に新規参入という形ですが、実績がある会社として信用できます。

店舗に配布されるのは、タブレット端末、カードリーダー、レシート用のプリンターの3点。

プリンターは手のひらに収まる小型のもので、訪問しての取引がある時でも持ち運びできます。

カードリーダーは、クレジットカードを差し込むスロットと、電子マネーを読み取るICカードリーダーが一体化されているもの。

連携と設定は、あらかじめタブレット端末にインストールされている専用アプリで行います。

実際セッティングは1時間もかからず終わり、非常に簡単でした。

シミュレーションとして行った決済もわかりやすく、決済に手間取ることもありませんでした。

クレジットカードと電子マネーによる決済を導入するには非常に手軽でおすすめです。

ただし、スマホ決済には対応していませんのでスマホ決済を導入するためには別途契約が必要です。。

初期導入費用 38,000円(税込)
対応決済方法 クレジットカード、電子マネー
ブランド 手数料
VISA、MasterCard 3.24%
JCB、DISCOVER、アメリカン・エキスプレス、ダイナースクラブ 3.74%~
交通系ICカード、nanaco、WAON 3.24%



スマホ決済シェアNo.1のPayPay

今スマホ決済でNo.1シェアを誇るのがPayPayです。

上述の知人の薬局でも、Times PAYの他にPayPayも導入しています。

使える店が多いからユーザーはPayPayを使うようになり、ユーザーが多いからPayPayを導入する店が増えている。

今の所非常に理想的な相互作用が起きていると言っていいでしょう。

導入している店舗が多いのは、導入のための手間が非常に少ないからです。

PayPayは、コードを読み取れるスキャナーがなくても、配布されるQRコードステッカーがあればOK。

QRコードはPOSレジと連携させることができるし、POSレジを使っていなかった店舗でも、タブレットなどと連携させて決済ができます(ただしネット回線は必要)。

ちなみに知人の薬局ではPOSレジと連携させて使っています。

初期導入費用 0円
店舗への入金 最短で翌日

なお、売上金の店舗への手数料は2020年6月30日までは無料。

2020年7月からは、累計決済金額が1万円以上のときは1回の入金につき105円がかかります。

しかし、入金先をジャパンネット銀行にしておけば、7月以降も無料になるので、もしPayPayを導入するなら、入金先をジャパンネット銀行にしておいたほうがお得です。

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